2012年2月11日土曜日

歌川国芳展

@mori  art  center

多分仙台で開催しても、こんな混雑にはならないな。
やはり東京は人が多いのね。
老若男女の人垣…。

どの作品もデフォルメされて躍動感がある。
観る側からすると、
小さな紙の中に繰りひろげられる
広大だけど身近かなストーリー。
一方制作側では、
ほのぼのとした作品の裏側に、
構図を考える人、描く人、
版木を彫る職人、刷る職人、
そして販売する人との技比べ、知恵比べ。
その競いあいと、
売るためのたくましさがある。

猫も金魚も鯨も、
擬人化され"へうげもの"でかわいい。

同行したMさんが、
オリジナル解説をしてくれて楽しかった。
私って、なんでも全体を大雑把にみちゃうけど、
解説者は絵の細部だけでなく文字もきちんと読み、
色々なことに気づく。
そして私って何も知らないとわかる。

勉強しようとか新しいことをしてみようと思うのは、
本物を観たからだし、人の力に触れたから。

私にも深みとか厚みがほしい。


歌川国芳展
・・・2.12で終了です。

歌川国芳wiki