今月末、新築工事中だった私の職場の事業所建物が竣工する。
毎月一度、関係者が一同に会しての定例打合せを行っていたが、
今日はその最終回だった。
地下鉄の出口を地上にでて、
紅葉した街路樹に溶け込むアースカラーの建物をみると、
自然と気持ちが明るくなる。
近づいていくと、
設計・施工監理の担当者が、
静かなたたずまいで外観を見上げていた。
しばし出来具合いについて話したあと、
どうしても聞きたくなって、
設計から関わってきての今のお気持ちは…とふると、
うれしいですよ
図面を描いるときは2次元で、
模型をつくるとそれが3次元になり、
こうして現実のものになり…。
仕事が目に見えて形になるのが、
うらやましいなと思った。
現場での定例打合せは、
色々な会社の様々な職種の方と話しができ、
いつも私に元気をくれた。
施工監理の彼も、
長めの髪のおしゃれ眼鏡の若い設備担当者も、
ツボをはずさない我が社の建築担当者も、
みんなプロフェッショナルだなといつも思っていた。
最終回になって今更ながら、
私も自分の仕事についてそうでありたいな…と思う。
彼らの仕事はここで終わるけど、
私の仕事はこれからが本番。