@宮城野区文化センター
パトナシアター
アフタートークで
杉本信昭監督のお話しが聞けました。
主催者のおひとりが
基本構想をつくったPatonaのメンバー。
映画は
大阪市生野区の街を
どこへでも自転車でいく
20歳の知的障害者の在日韓国人男性
プーミンの日常をひたすら追うという
ドキュメンタ
リー。
プーミンの自転車をこぐ後ろ姿を映したシーンが
半分を占めるが
映像が陳腐にならないのは何故だろう。
街の色々な人に声をかける。
周辺の町工場の作業をみて
フォークリフトを運転したいと思い
免許がないとダメだと言われれば
教習所にとらせてと行く。
そんな彼に街の人は
その人なりに向き合ってくれる。
お人柄がにじむ。
でも彼のフォークリフトを運転したいという思いは
運転の真似をしたり
ときどき落ち着かないという表現のまま。
ちょっとここはせつなかった。
作業所のスタッフや
彼の居場所の学童保育所のスタッフも
時には容赦なく付き合っている。
関わる方の
受け入れている度合いみたいなものが
すごい。
ラストの方のシーンでプーミンは
彼のたくさんの大切なことを
ホワイトボードに書き込んでいく。
彼もまた色々な思いを抱えて
生きているのだな…と思った。